【書評】血界戦線が面白い
血界戦線という漫画がある。
既に20年以上週刊少年ジャンプの愛読者であるのにあるにも関わらず、その周辺の漫画に関して無知だった自分の愚かさを悔い改める作品になった。
ものすごく面白い。
アニメ化もされた作品で、今年2017年10月より2期のアニメ放送も決定した、まさに乗りに乗っている作品である。
ぼくがこの漫画を知ったのは、今年の初め頃に前の会社の人と行った徹夜カラオケで、誰かが「シュガーソングとビターステップ」を歌って、「あ〜いい歌だなあ」と酔いどれの頭でなんとなく記憶していたことがきっかけなのだが、まあ、この歌も含めてドハマリしてしまったのである。
この作品、何がそんなに面白いかっていうと、主人公の普通さ加減にあると思う。
もちろん主人公ならではの特殊能力は兼ね備えているのだが、それ以外は本当に普通。いな、この童貞臭、普通よりも少し劣っているかもしれない。
そんな普通の精神を持っている主人公が時折見せる強さが、ぼくら凡人の心をぐっと捉えて離さないのだな。
あと、少年漫画的な勧善懲悪具合と、青年誌的なグロさのバランス感覚が素晴らしい。
少年漫画ほどの青臭さやハッピーエンド感はなく、結構グロい描写もあるのだが、いや、グロくはないか。どっちかってーと7割型週刊少年ジャンプです。むしろハンターのが主要キャラ殺しているがな。
シュガーソングとビターステップを聞いて、あ〜この曲の感じ好きだなあって思った人は買って読んで間違いない。
内容に全然触れない蛇足ブログ、おしまい。