堀江貴文の「ゼロ」
久々に夢中になって読んだ。
著者の堀江貴文が世間をにぎわせていたとき、僕は大学生だった。
当時の僕は彼があまり好きではなかった。
理由はよくわからない。当時は明確な理由を持っていたかもしれないが、もう忘れてしまった。
でも、今彼に抱いている感情は、当時とは全く違う。
ちょっと、いやだいぶかっこいいと思っている。
理由は簡単。
自分が働くようになり、「働くこと」について真剣に考えるようになったからだ。
そうすると、学生の頃は分からなかった、彼のかっこよさが理解出来るようになった。
直接興味をもった原因はちきりんのブログを読んでだけれどね。
で、今回新刊の「ゼロ」を読んだ。
この本では、今まで語られてこなかったホリエモンの半生が丁寧に綴られている。
ますます彼が好きになった。
なんだ、いいじゃん。ホリエモンかっこいいじゃん。
なぜそう思ったか。
それは、彼も特別ではなく、僕らと同じ人間だと分かったからだ。
人間は、正体の知れないものに出会うと、恐怖を感じる生き物だ。
僕を含め、今まで彼のことを自分とは違う、特別な存在だと考え、嫌悪してきた人は多いだろう。
でも彼も、悩んでもがき苦しんで生きている、ちっぽけな存在なのだ。
だとしたら、悔しいじゃないか。
彼にできて、自分にできない訳が無い。
人生は一度きり。
失敗しても、「ゼロ」に戻るだけ。
だったら、自分の好きなことを精一杯やって、悔いのないように生きたいものだ。
明日からまた頑張ろう。
おすすめですよ。