30過ぎの一般事務職(男)の日々雑感

30を過ぎ、未だに一般事務(書類整理、エクセルへのデータ入力など)の仕事しか経験したことないけど、人生何とかなるもんだ、的なブログ。

大企業に入ってみて分かったこと

先日、新卒以下のお給料と、その他諸々のことに我慢できなくなり、前職を退職した。

辞める前に転職理由をしっかり整理したおかげか?(この辺はまた後日ブログに書きます)、割とすんなり、しかも名のある大企業に就職することができた。

とはいえ、仕事内容はごくごく簡単な事務職なんだけど。

でもまあそこはさすがの大企業。前職よりも給料は上がったし、福利厚生の充実度や、動くお金の大きさは半端じゃない。

で、大企業の一員として働きはじめてはや一ヶ月。

僕は声を大にして言いたい。

大企業なんて、入るもんじゃない、と。

理由は簡単。

「優秀な人」が「多すぎるから」

いや、大企業には優秀な人が本当に多いんです。
びっくりしました。

僕も前に勤めていた中小では、かなり上位に入るスペックの高さだったし、頭いい方だと思ってた。でもごめんなさい。うぬぼれでした。

いや、大企業は本当に皆優秀。
前の会社では自信のあったPCスキルも、ここじゃ並以下。

「そんなことも知らないの?」と何度もため息をつかれている。

もちろんそれだけじゃなくって、学歴や実務能力、論理的思考力なんかも皆桁違いに高い。

そして何よりびっくりなのが、皆自分を磨く努力を日々怠らない。
すっげー勉強してるんですよ。

ドラッガーとか、そんなの読んでいい気になってる場合じゃない!!

元々スペックが高い奴らが、座学をちゃんと勉強して、しかも実務に応用しようと頑張っている。いや〜そりゃどんどん成長しますって。

「昨日TEDで言ってたんですけど〜今アメリカでは。。。」

だとか

「プレジデントであの会社(誰もが知ってる超一流の会社)の社長が話してたことだけど、あれってつまりこういうことでしょ?」

なんてことが日常的に話されてるんですよ!

いや、TEDなんて前の会社で見てるやついなかったわ!!

プレジデント?そんなの読んでるやつ本当にいたんだ!!!

あまりの意識の高さに呆然としました。

ちなみに前の会社ではじぇじぇじぇや倍返し、ペットボトルを定価で買うやつはリッチマンで敵だ!みたいな話か、会社の愚痴が主な話題でした。

で、多分これが一番重要なんだけど、彼らは総じて長時間労働を厭わない。
そしてそれを他の人にも強要してくる(汗)。そして、たちの悪いことに、それが当たり前のことだと思っている。息をするように、彼らは学び、働き続ける。
いや、いいんだけどね。でも、俺はそんなに会社に愛は感じないよ。息が詰まっちゃうから。

……これが、日本の大企業が大企業になったゆえんだ。

ここで働く人は、皆意識が高くて、スペックも高い。
そして、長時間労働を厭わない。

大企業ってのは、能力の高い人が大勢集まって、とにかくフル回転で働くことで、つまりはその才能のすべてを注ぐことでかろうじて成り立っている、非常に危うい存在なのだ。

まあ、それはいいんだけど。とにかくもともとスペックの高い人たちが、油断すること無く頑張って働いている。

だから、結果を残すことが非常に難しい。

自分が画期的な改善案だと思って提案したことなんて、とっくの昔に誰かがやっている。
なんと言うか、ベースがあまりにハイスペックだから、目立った結果を残すのが、とても難しい。
たまたまラッキーパンチを当てるか、それこそ10年に一人の天才かでないと、結果を出して上に上がっていくことは出来ない。

ちょっと前に流行った言葉で言うと社内が「レッドオーシャン」なのである。
もっと分かりやすくいうと「スーパーサイヤ人のバーゲンセール」。

皆凄すぎて、やりたい仕事なんてほぼ100%就けない。

あなたがその企業でやりたいと思っているその仕事は、あなたなんか比べ物にならないくらい優秀な人が、すでにやっている。

あなたのスペックが低いって言ってるんじゃないんです。
あなただってスーパーサイヤ人だ。

それこそ今の会社じゃあ、神童扱いされているのだろう。
フリーザを倒せるのは、お前しかいない、と。

でもね、大企業の連中は、皆フリーザなんて余裕で倒せるんですよ。
「S級ランクにもピンからキリまでいる。彼らは自分たちが手を出せない存在を、すべてS級ランクにしたんだ」って訳です。

仙泉レベルのあなたは、戸愚呂(弟)だって片手で捻り潰せるでしょう。
でも、目の前のそいつは、寝ながらあなたを捻り潰せます。

身の程が分かりましたか?

まあ、それでも挑みたいって人は、どうぞご勝手に。
少年漫画みたいに、諦めずに挑戦する自分がかっこいいと思うなら、それもありだと思うし、そういう生き方が出来る人は、僕は無条件で尊敬する。

でも、大抵の人はそんなことしたらくじけちゃう。

諦めること、逃げることは、そんなに悪いことじゃない。

そこで勝負しても、無駄だと思う。

もし仮に自分にその分野ですっごく才能があって、自分の憧れの企業で、憧れの仕事に就けたとしても、多分そのときにはくったくたになっている。

んで、今度は自分のポジションを守る為に、また戦わなくっちゃいけない。
さっき書いたように、大企業には優秀な人がたくさんいるし、毎年新卒・中途含めてたくさんの優秀な人が入ってくる。そんな連中全員に、あなたは勝てるのだろうか?

きっと、自分よりも若くて才能にあふれた誰かが、あなたのポジションに取って代わるだろう。

で、なにより重要なのは、あなたは(そして僕も)、決して主人公ではない、ということ。

いや、もちろん、自分の人生は自分だけのものだし、某TV番組じゃないけど、自分の人生の主役は自分だ。

でも、この場合はそういうことじゃなくって、勤め人でいる限り、僕もあなたもコマのひとつでしかないんだよ、ということなんです。

主役はあくまで企業であって、僕らはコマだ。
ましてや大企業。優秀な人はゴロゴロいる。

あなたがいなくなれば、そりゃあ最初の数ヶ月はその部署はてんてこ舞いになるかもね。
でも、ちょっと立てばすぐ元通りになる。健康な人が風邪ひいたって、少し休めばすぐ良くなるでしょ?

その辺を勘違いしちゃあいけない。

話がちょっと違う方向に向いてきたけど、要するに、大企業に入るってのはそういうことだ。
周りは自分とは比べ物にならないくらい優秀。
そしてそんな連中よりももっと優秀なのがたくさんいる。

んで、そいつらでさえも、主役にはなれない。
なんか、そんなところで戦い続けるのはイヤだなーと俺は思った。

あと、流れに身を任せていても、何となく暮らしていけるからってのもいただけない。
ちゃんと自分の頭で考えないと、自分の人生が自分のものじゃなくなってしまう。

やりたいことをやって生きたい。
まあ、そのためのお金を貯めるため&そうは言っても成長の機会はあるから、あと3年間、頑張って働くんだけどね。

利用するだけ利用させてもらいますわ。