アウトプットする力をつけるとはどういうことか
読もう読もうと思っていた「chikirinの日記の育て方」を先日やっと読み終えました。
大好きなブロガーさんの、ブログに対する考え方を知ることができて、非常に勉強になる本でした。
この本を読んで、今後ブログを書く上で特に意識して高めなければと思ったのは、アウトプットする力である。
例えば1冊の本を読んで、その本に対する書評を書こうとするとき、僕なんかは1冊の本に大して1本の記事で書評を終わらせてしまう。
特に意識してそうしている訳ではないが、そっちの方が何となくすっきりするし、まとめる力がつくのかな、と思っていた。
でも、ちきりんさんは違う。
1人の人に会ったり、1冊の本を読んだりすることで、10本以上のエントリを書くこともあるそうだ。
それに私は、ひとりの人と対談すると、そこから得たインプットを元にあれこれと考えを膨らませ、少なくとも数本、多い場合は15本ものエントリを書きます。15本のエントリとは、一ヶ月分のブログです。
なんというか、頭をがつんと殴られたくらいの衝撃があった。
そうか、これがアウトプットの比率を高めるということか!!と。
ちきりんさんのブログを読んで、アウトプットすることが大切だ、というのを認識していたつもりだったが、どうやらそれは本当にただの「つもり」だったみたいで、全然彼女の言っていることを理解していなかった。
圧倒的に面白いブログを書くちきりんさんや、その他影響力のあるブロガーさんのブログを読んで、僕がやったことと言えば、たくさんの本やネットの記事を読みあさることだった。面白いネタを探して、それを元に面白い記事を書こうとしていたし、実際にそうやって記事を量産していたこともあった。単に記事数を稼ぐことが「アウトプットすること」だと勘違いしていた。
案の定、アクセスなんて全然伸びなかった。
そりゃそうだ。
その時書いていた記事は「こんな面白い記事がありました」って元の記事のリンクを貼っていただけなんだもの。自分の考えなんて一個も書いていなかった。
一冊の本や、会った人から受けたインプットをもとに、あれこれ自分で考えて、そこから考えを膨らませて自分の論を展開すること。それがアウトプットをするということで、まさに自分の頭で考えるということなんだな、と改めて気付かされた。
慣れるまできっとへなちょこな記事を量産するんだろうけど、人まねじゃなくって、自分独自の記事を書くよう、これからも心がけよう。