「ひとつのエントリで伝えるメッセージはひとつだけ」の効用
まずは真似るところから、ということで今日も「chikirinの日記の育て方」より学んだことをば。
「ひとつのエントリでは、ひとつのメッセージだけを伝える」
これは「chikirinの日記の育て方」でちきりんさんが言及している、ブログを書く際のポリシー?の一つ。
ひとつのエントリで伝えたいことをひとつにしぼるということは、様々なメリットがある。ちきりんさんのブログを書くプロセスをみると、そのメリットがどんなものかがよくわかる。
ちきりんさんのブログを書くプロセスは、下記の通りだ。
1.伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)
2.そのメッセージを伝えるための論理構造を決める(考える)
3.文章に必要な材料(情報)を集める
4.文章を書く
このプロセスの中でちきりんさんは「2.メッセージを伝えるための論理構造を決める」の部分を重要視しており、自分の文章が「読みやすい」と評価される理由も、まさにここにあるとしている。
このことからわかるのは、2番目に挙げた「そのメッセージを伝えるための論理構造を決める(考える)」部分の重要性です。私の文章は、おそらくここがしっかりしているので、わかりやすく感じられるのでしょう(だからこのプロセスだけは“頭を使う”必要があるのです)。
なるほど、やっぱり自分の頭で考えることは大切だなと改めて感じた一文である。
と同時に、彼女がひとつのエントリで伝えたいメッセージをひとつに絞っている理由もここにありそうだ。恐らく伝えたいことがひとつだと、文章の論理構成を決める作業が、とても楽になるのだろう。
だって言いたいことがひとつなら、基本的に「今回伝えたいことは○○である。その理由は1に■■で、2に△△で、3に☆☆だからである。もちろん××っていう人もいるだろうけど、でもそれって〜〜を忘れているよね?だから、○○なんだよね。」って感じでひとつのエントリが出来上がってしまう。
そして伝えたい○○の論拠となる■■や△△に関する情報収集も、グッと効率的になるんだよな。
おお、メリットだらけじゃないか。しかも伝えたいことをひとつに絞れば、「ブログに書くことがない」なんて事態もそうそう起きない。これはぜひとも真似をしなければならないですな。
まあ、それがなかなか難しいんだけれどね。
いやいや、本当勉強になる本です。