俺のイタリアン、俺のフレンチにみる、考えることの大切さ
ネット上で話題の本を、Kindleで読みました。Kindleむっちゃいい!!
■単に新しいことをやるだけじゃ、ダメ。
この本の坂本さんが俺のイタリアンを始めるときのミッションは「新規事業開拓」であった。このことについて、坂本さんは下記のように語っている。
当初、新業態開発が一つのミッションでした。そのポイントは、できるだけ息の長い業態をつくるために、人が考えていないことを考え出して、いかに早く飛びつくことができるかということでした。
これって、2つの意味でとってもハードルが高い。
一つ目のハードルは「人が考えていないことを考え出」すという点。
普段から自分の頭で考えている人じゃないと、なかなか人と違うことを考えることはできません。
これ、前回のブログ記事でも書いたことにも繋がるけど、斬新なことを考えられる人って(よほどの天才でない限り)、いろんな思考実験を繰り返している人なんだよね。
自分の頭で考える→それを形にする→失敗する→その原因を考える→改善したものをまた形にする...
この繰り返し。
大切なのは、単に考えて終わりにするんじゃなくって、その考えたものをしっかりとアウトプットすること。それはブログを書くでも、Twitterに投稿するでも、誰かに考えを話すでも良いと思います。
要は、自分の頭の中だけで完結させないで、きちんと他の人の目に触れさせるってこと。
それによって「はあ?何言ってのん?」といわれることもあるでしょう。
「いや、常識的に考えてそれはないでしょ」といわれることもあるでしょう。
でも、そうやって他の人の批判にさらされなければ「そうか、俺の考えはおかしいのか」ということに気付くことすらできません。
だから、何か新しいことを思いついたら、たとえそれがとてつもなく恥ずかしいことでも、形にしてみることが大切なのではないでしょうか。
二つ目のハードルは「息の長い業態」を考えだすこと。
多分、これが上手くいかないから、失敗する人が多いんだと思います。
でも、具体的にどうすれば上手く行くのか、は分からない。
てか、それが分かっていたら俺も今頃大金持ちだ。
これに関しても、やっぱり場数を踏むしかないのかな、と思う。
何かを考えたら、そのことをもう一度「これは本当に成功するのか?」という視点
から考えるクセをつける。それくらいかな。今の自分が考えつくのは。
単に思いついたから実行するのではなくて、自分の中で絶対にいけるという根拠を示せるまで徹底的に考え抜く。
う〜ん、1つ目と2つ目の整合性がきちんととれていない気がするけど。
強引にくっつけるなら
「普段から自分の頭で考えるクセをつける。そして考えたことをもう一回別の角度から検証して、誰が聞いても納得できるロジックを組み立てた上で、それをアウトプットする」ってとこかな。
なんて難しいんだ。
一見当たり前のことが書いてある風だけど、読むと新しい気付きが多い一冊です。
執筆時間:20分 文字数:1,285文字