メディアリテラシーの意味を勘違いしていた件
本日携帯ショップでiPhone5sに機種変をしました。
齢30にしてついにiPhoneデビューです。
これからは今まで以上にワシワシブログ書くつもりです。
なんてったてiPhoneですから。
さて、今日は本を読んで考えたこと。
MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 (宣伝会議)
- 作者: 田端信太郎
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 7回
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リクルートでR25なんかの立ち上げに関わったこともある、自称メディア野郎(その仕事ぶりを見れば、決して自称なんかじゃないんだけど)が、いわゆる「メディアってなんなだよ?」を、メディア素人に対して分かりやすく紐解いてくれた本。
ソーシャルメディアの台頭により、もう何がなんだかわけが分からなくなってきた際に読むと、情報が整理されてよいです。
まだ読んでいる途中なのですが、思うところがあったのでブログにしたためます。
結論から書くと「僕はメディアリテラシーを根本から勘違いしていましたごめんなさい」ということです。
メディアリテラシーとは「手に入れた情報を材料にして、判断・決断する力」のことだったんですね。
僕はここのところを「あふれかえる情報の中から、正しい情報・自分にとって価値のある情報を取捨選択する力」のことだと思ってました。ここ10年くらい。
でも、この本を読んで、それは大きな勘違いだと気付いたのです。
例えば、昔からある大手新聞や雑誌に対して、筆者は下記のようにいいます。
メディアにおける「権威性」とは、コミュニケーションの場面において、対峙する受け手を「思考停止させ、自分の言っていることを受け入れさせてしまえる力」とも言えるわけです。
ぞっとしませんか?
「あの新聞に載っているから」だとか「あの雑誌が言っていることだから」で、人々はその情報を正しいものだと「無条件に」捉えてしまうのです。
僕もちょっと前までそう思っていたし、ネットにおけるメディアリテラシーって、あふれる情報の中から、正しい情報を選択できる能力だとばかり思っていました。
でも、それじゃあ今までと何も変わらない。
「あの人の言っていることだから」「あのサイトに書いてあったことだから」で、その情報を鵜呑みにしてしまうのでは、単に信じる対象が雑誌や新聞から特定の著名人やサイトに変わっただけじゃんじゃないかと。
そうじゃなくって、情報をきちんと精査して、その情報を元に「じゃあ自分はどうしようか?」を決めることが、本当の意味でのメディアリテラシーなんじゃないでしょうか。
「自分で考えて、自分で決める」
それができてこそ、真の意味での「メディアリテラシーの高い人」なのではないでしょうか。
いやあ、これは良い本だ。読み終わったらまた感想を書きます。
MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 (宣伝会議)
- 作者: 田端信太郎
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2012/12/19
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執筆時間:30分 文字数:1,180文字