思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

【書評】田原総一郎 「起業のリアル」を読んで、地頭ってやっぱりあるよな、と思った

 

起業のリアル

起業のリアル

 

 田原総一郎さんの「起業のリアル」を読んでいてい思ったことを。

 

■どうしようもない、地頭の良さ

頭のいい人ほど「そんなものはない」っていうけど、実際問題生まれ持った地頭の良さってあるよな〜と本書を読んで改めて実感した。

 

例えば、ホリエモンの「ゼロ」を読むと、堀江さんはたった1年本気で勉強しただけで東大に受かっている。

 

この本に出てくる若手起業家たちも、その多くは無茶苦茶頭のいい大学(東大だったり筑波大だったり)出身だ。

 

そして、彼らのサクセスストーリーでは、東大に受かる部分はサラッと一言で流されている。

 

例えば本書の4章でインタビューを受けている出雲充さんは、国連本部で働く国際公務員になりたいと考え、国連への就職率が高い東大文科Ⅲ類への進学をサラッと決めた。

 

普通の人なら、まずは東大に受かることが大変で、それだけで一つのドラマができてしまう(実際、東大合格を目指す男の子を主人公にした漫画がかつてありましたね)。

 

んで、この出雲さん。文系で東大に入学した後、サラッと農学部に理転している。これ、文系出身者には分かってもらえると思うけど、文系から理系に学部を変えるのって並大抵の努力じゃかなわない。

 

それをこの人はサラッとやってのけている。いや、実際はサラッとじゃなくって、東大に入るにしても、理転するにしても、相当努力をしたのかもしれない。でも、彼に取ってそれは努力のうちに入らなかったのだろう。

 

たかだか東大に入るための勉強や、たかだか理転するための勉強なんてのは、彼のような人にとっては努力ですら無いのかもしれない。

 

そして、ホリエモンをはじめ、起業して成功する人は、尋常じゃない努力を、呼吸のように当たり前にこなす人じゃないとだめなんだなと、本書を読んで強く感じた。なんか、現実を突きつけられたみたいでちょっとへこんでしまったよ。。。

 

ではでは、のし。

 

起業のリアル

起業のリアル

 

 

ラブひな(1) (講談社漫画文庫)

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