【書評】社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう その2
来たこれ。
本書を買ったのは大分前ですが、文庫化とアズマンの「弱いつながり」を読んだことをきっかけに、最近読み直しています。
いや、改めて良い本だったので、何回かに分けて書評を書こうと思います。
■お金で世界がみえてくる
この章では、ちきりんさんが世界の通貨を通じて感じた日本とのギャップを綴っています。これ、申し訳ないんですけど池上彰さんが最近書いた「お金で世界が見えてくる!」より全然ためになります。
この章だけでこの本を買った意味があると思います。
ミャンマーの事例は前回のブログで書いた通りなのですが、それ以外にも中国の事例だとか面白すぎ。
今は廃止されたようだけど、中国の「元」は2種類あったこととか初めて知りました。
一方は普通の元で、もう一方は「外貨兌換」の元。
もちろんより価値のある方は外貨兌換の元であって、その元でないと買えないもの(日本製のシャンプーや電化製品)があったそうです。
本当にびっくりですね。
でも、そんな価値観が世界にはたくさんあって、きっと自分の狭い常識なんて全く通じないことが、まだまだたくさんあるんでしょう。
いや、改めてこの本情報量半端なさすぎ。
一つのトピックスだけでブログが一本書けちゃいます。
またじっくりと読み返そうと思いました。
書を捨てよ、街に出ろ!