外国語を学ぶ意味を勘違いしてはならないということ
MicrosoftがSkypeで自動通訳のテスト開始へ―Live Translator、登録受付中 - TechCrunch
NewsPicksより、上記記事を読んで。
これぞまさに「翻訳こん○ゃく」だ!
と思ってしまった。
人類は、想像できる全てのことを実現するだけの力があるって、どこかの誰かがいっていた気がする。
もし、Microsoftが行おうとしている同時通訳が実現できたら、言語の壁はとっぱらわれることになるだろう。そうした時に生き残れる人材は、必死で外国語を学んだ人ではなく、外国語は全然しゃべれないけど、論理的思考力や洞察力にすぐれた人であり、考えたことを実行に移し、周囲をかえていく人である。TOEIC990点を取る人では、決して無い。
とはいえ今はまだ、英語をしゃべれる人が就職や転職で有利なのは変わらないし、世界を相手に仕事をしようとしたら、どうしたって英語力が求められる。
でも、ここで勘違いしてはならない。
英語の文学作品を楽しんだり、欧米の文化に生活レベルでとけ込みたいと思う人以外にとって、英語は単なるツールでしかない。スムーズに意思疎通をはかり、情報収集をして、自分の意見を伝える為の道具以外の何ものでもない。
だから、難しい単語を知っている必要も無いし、綺麗で流暢な英語をしゃべれる必要も無い。
自分の意志を端的に伝え、相手を動かして、ビジネスを前に進めることができればそれで良いのである。その為には、気の利いた言い回しを覚えたり、難しい単語を覚えるより、シンプルな構文で、簡単な単語を使って、分かりやすく自分の意志を伝えられる方が断然いい。
あれ?これって別に英語だけじゃなくって、普段の日本語ベースのビジネスでも一緒じゃね??と気付いた今日この頃。
大事なのは、外国語(特に英語)を学ぶことではなく、企画力やロジック、行動力を磨くことである。多分、意思疎通のツールは、英語含め外国語よりももっと便利なものが、割と早い段階で登場すると思われるので。むしろそうなって欲しいなーと願ってやまない今日この頃でした。