言うは易し、行うは難し
後から言うのは簡単 「ソッコーで仕事を辞めるべき!」 - Chikirinの日記
ちきりんさんのこちらのエントリを読んで。
世の中には、意外と無責任に「だったら辞めれば良いじゃん」という人がいる。
でも、実際に自分がその人と同じ立場だったら、簡単に「辞めれば良いじゃん」っていうことが果たしてできるのだろうか?
まあ、いくら考えても結局は想像の産物でしかないから、なんともいえないし、そもそもそんなことを考えること自体がナンセンスなのかもしれない。
人は人、自分は自分、である。
でも、何か社会で起こった問題を考えたり議論したりする時には、そういった「自分だったらどうか?」という想像力は、やっぱり必要だよな、と思う。
このブログで何度も紹介している池上彰さんもいうように起きている問題を整理して、分かりやすく説明することは、訓練をつめば大抵の人には可能である。
でも、起きている問題の解決策を提示して、実際にそれを実行に移して問題を解決することは、結構難しい。否、果てしなく難しい。
ちょっと考えてみれば分かるけど、世の中頭のいい人はたくさんいる。
仕事が無茶苦茶できたり、物事の本質をスパッと捉えたりできる人は、実は僕やあなたが想像する以上にたくさんいる。そしてまあ、そうでない人もたくさんいるし、大体「自分はできるやつ」って思っている人の大半は勘違い野郎だ(自分含め)。
で、それだけ世の中には多くのできる人がいるんだけど、それでも世の中の問題はそうそう簡単に解決できない。
それは、できる人が意外とたくさん世の中にはいるように、どーしようも無い奴も、意外とたくさんいるからってのがその原因なんだろうけど、たちが悪いことに、どーしようもない奴は、自分のことをどーしようも無い奴だとあんまり認識していないんだよね。
本当、世の中って上手くいかないなあと思いました。
ではでは、のし。