【書評】やりなおす経済史
予備校の講師が書いた本てことで、あんまり期待はしていなかったんだけど、思った以上に面白かったので。
大体が予備校の講師ってのはうさんくさい生き物だ。
学生のバイトならともかく、それを本業にしている人は、変な人が多い。「今でしょ!」の人が良い例。
この本も、そんな予備校の講師特有の下品さはあるけれど、でもそれがいい感じで経済史の堅苦しい感じを和らげてくれていて、結果とてもわかりやすい本にまとまっている。
特に勉強になったのは、日本のバブル経済が何故おこったのか?といったところから非常にタイムリーなアベノミクスまでの部分である。
分かっていたようでイマイチ分かっていなかったバブルが、いかにして生まれ、どのように日本人を狂わせて、どうやってはじけたのかが、とてもスッキリ分かった。
へえ、アメリカが背後にいたんだ、とバブルをよく知らない自分に取っては目から鱗のことが多かった。住専の背後に農協がいて、農協の後ろには自民党がいたんですね。農協と住専が密接に繋がっていたってのが何気にショッキング〜でした。
銀行が企業融資以外の余りガネをダブつかせたら、まず間違いなくバブルは起こる。
なるほどね。
最近金融や経済の勉強が面白くなってきたので、類書をバシバシ読んで、ブログでアウトプットしたいと思います!
もちろんプログラミングの勉強も忘れてへんで!!