読書ってなんだろう?と思った
広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~ - NHK クローズアップ現代
個人のブログの記事を取り上げる際、賞賛する以外でリンクを貼るのはマナー違反だとちきりんさんはおっしゃっていました。
それは全くその通りですが、企業のページなら大丈夫でしょう。
さて、うちにはTVがないので、実際に放送をみたわけではないのですが、先日NHKのクローズアップ現代で興味深い放送がされていたようなので、ブログに自分の考えをしたためたいと思います。文字おこしは放送内容がテキストで追えて便利ですね。
で、上記内容をみて最初に思ったのが、さすがNHKさん!ということ。
日本の保守勢力というか、ご年配の方達に配慮した番組だったんだなあという印象を受けました。
本を読まない若者が、考える力を失っているというのはちょっと違うと思います。
本を読まないから考える力がないんじゃなくって、考える方法論が分からないから、考える習慣が無いから考える力が無いんだと思います。考える力のある人や、考える習慣のある人は、本を読む読まないに関係なく、自分の考えを表明できるものです。
本をよく読む人にだって、考えることが苦手な人だっています。僕なんて、本を読むのは好きだけど、自分の考えを論理的に述べることはとても苦手です。仕事でも「話が分かりづらい」とよく注意を受けます。
ちなみに読書とは、他人の考えをなぞる行為であり、読書そのものは、「自分のアタマで考える」行為では決してありません。
読書礼賛の人たちは、ここを勘違いしているんじゃないかなーというのが、私の考えです。
本を読まずに、ネット上の情報しか取り入れていない人にだって、自分のアタマで考えている人はたくさんいます。
昔は情報を伝える手段が紙の本しかなかっただけで、今はその媒体が多様化しただけだ、というのが僕の考え。
Kindle使ってスマホで本を読んでいる人だってたくさんいるし、今は本よりも充実したコンテンツがインターネット上にはたくさんあると思っています。
NewsPicksとか、ホント素晴らしいコンテンツを提供しているし、堀江貴文さんや津田大介さんはじめ、ネットの有料メルマガは「マジでこの値段でこんだけのコンテンツ読めていいの?」ってのがたくさん存在しています。
若者が本を読まなくなったのは、別に勉強するのが嫌いになったんじゃなくって、単に手段が多様化しただけ何じゃないかな?わざわざNHK様が番組で取り上げるほど大きな問題じゃない(というか、問題ですら無い)んじゃないかなーと、あんちえいじゃーは思いました。
そして立花隆さんがおっしゃっているように、情報はインプットするだけじゃなくって、アウトプットしてこそ本当の価値があるのだと思います。だから私もブログを書いているわけですし、ね。自分の考えをきちんとアウトプットすることの難しさよ。