思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

本を読んでも、結局何も変わらない

論理的な思考力を高めたい、もっとお金を稼ぐようになりたいなど、今の自分を変える為に、本をたくさん読む人がいる。

 

すでにいろんなところで言われていることだけど、いくら本を読んでも自分を変えることは出来ない。論理的思考能力や、コミュニケーション能力、整理術とか、いわゆる仕事で必要なスキルって、結局普段からの心がけが重要で、本を読んで満足しちゃう人には一生身につけることが出来ない。

 

あと、本人の持って生まれた才能というか、向き不向きっていうのが割と重要な気がする。時間にルーズな人は、いつまでたっても時間にルーズだし、口べたな人は、どんなにコミュニケーションの勉強したって、話し上手にはならない。いつも的外れなことばっかり頑張って、やらなければならないことに時間を割けない人は、いつまでたっても仕事は遅いし、いつまでたっても失敗ばかり繰り返す。

 

まあ、ソースは全部自分なんだけど。

 

なんというか、今まで染み付いた習慣というか、クセっていうんですかね?それはそうそう簡単になおるもんじゃない。例えばこのブログの文体だとか言い回しなんかもそう。相変わらず中身ないし、構成も整ってないから何が言いたいのかよくわからない。

 

しかもたちの悪いことに、自分を変える為に本を読む人って言うのは、本を読んだことそれ自体に満足しちゃうんだよね。「素晴らしい」「感銘を受けた」「明日から頑張ろう」ってものすごく良い投資をしたぞと、これで自分は新しいステージにのぼったぞと。勘違いもいい加減にして欲しい(俺のことね)。

 

でも、気分が高揚するのはその時だけで、結局何にも変わらないから、また同じようなタイトルの本を買って読むんだよね。「出来る人はやっている○○」とか「アタマのいい人の習慣」、あと「本当に英語が出来るようになる本」みたいなやつね。本当に英語を使えるようになりたかったら、そんな本読まないで単語帳を買いなさい。TEDもあるし、ネットで英語のニュース記事を一本でも多く読んだ方がよっぽど良いよ。

 

前にこの記事に書いたけど、僕は自分を慰める為に、自分にとって耳障りのいいことを書いてくれている(と自分が勝手に思い込んでいる)本を割とよく読む。

 

本当は分かっているんだけどね。自分はどっちかっていうと否定されている側の人間だってことは。会社で働いてる人って、そんなにバカじゃないし、皆ちゃんと考えて生きている。そんな人たちが自分に下す評価ってのは、案外正しいんだと思う。

 

友達とか家族だと、変にバイアスかかっちゃうしね。

 

だから、「いや、分かっていないのはあいつらで、本当の自分は君たちとは別次元にいるんだよ?かわいそうな奴ら」って自分で自分を守る為に本を読む。つかの間の自己満足に浸り、また明日からいつも通りのへっぽこな自分に戻る。

 

本なんて読んだって、何にも変わりはしない。

 

まあ、僕はそれでも良いかなと思っている。誰もがホリエモンやちきりんになれるわけじゃないし、大体の人は凡庸である。

 

誰かに褒められる人生を送るんじゃなくって、自分が満足する人生を送れればそれで十分。人生は一回なんだし、人と比べたって仕方ない。

 

まあでももうちょいお金は欲しいし、今のままじゃ楽しくないなとは思うんだけどね。そう思うんなら、やっぱりもう少し頑張らなきゃな。

 

人生を変えるのは、誰でもなくって、自分自身だから。行動あるのみ、です。