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30過ぎの一般事務職(男)の日々雑感

30を過ぎ、未だに一般事務(書類整理、エクセルへのデータ入力など)の仕事しか経験したことないけど、人生何とかなるもんだ、的なブログ。

【書評】専門的な知識だけが求められてるものじゃない「外資系投資銀行のエクセル仕事術」

前々から気になっていた本を、先日やっと読み終わりました。 

自分は決してエリート社員じゃないんだけど、こういうの読むと一時だけでもエリート社員になった気がしていいですね。

 

というのは冗談にしても、よくあるエクセルのハウツー本じゃなさそうな雰囲気がしたので買ったのですが、色々と気付きがあって良かったです。気付きがあったというよりも、普段自分が業務でエクセルを使う上で大切だと思っていたことを、頭のいい人の言葉で理論武装されて、いっそう確信を持って業務にあたれるようになりました。

 

例えば「エクセル作業はまとまった時間をとって、一気に行うべきだ」だとか「難しい計算式を使うことよりも、単純な計算式で、ミスのない表を作るべき」だとか「チェックに時間をかけろ」だとか「フォーマットを統一しろ」だとかね。

 

オフィス系のソフトの本ってどちらかというといかにたくさんの機能を使いこなすか?といったハウツーマニュアル的な本が一般的だ。ピボットテーブルの使い方だとか、便利なショートカット集だとか、ちょっとした計算式をたくさん掲載した本だとか。

 

確かにそういった本も便利だし勉強になるけれど、意外と実際の業務で必要な内容って多くない。

 

その点、この本は他のエクセル本が陥りがちな「あれもこれも」感がまるでなく、それよりももっと根本的で大切なことを丁寧に書いてくれている。

 

まあ、詳しく知りたい人は本を読んでみて下さい。

 

でも、この本を読んで学んだ一番のことは、本の内容とは別のところにある。

それは自分の持っている付加価値というのは、業務内容の専門性とは別のところにも埋まっているものなんだなあということだ。

 

本書を書いた熊野さんは、以前は外資系金融機関に勤めていた、いわゆる超エリートである。出身大学も超名門だしね。でも、この人の価値は、そういった経歴とは別のところにあった。それは「どこの会社でも求められているエクセルスキル」である。

 

求められているのは、けっして「外資系金融機関」で培ったマーケットを見通す力だとか、小難しい金融の知識なんかじゃない。そういったことを必要とする人ももちろんいるんだろうけど、それ以上に多くの人に求められてるのが、エクセルのスキルだった。

 

そしてそのエクセルスキルというのは、マクロを組んだり、難しい統計解析の計算式を組んだりするといった、ごく一部のエクセルマニア向けのモノでは決してない。著者自身も、マクロに関する知識はないとのこと。

 

多分この人以上にエクセルの機能に詳しい人なんて五万といるんじゃないかな?でも、この本には、そういった知識をたくさん持っているだけの人じゃあ書けない役立つ情報がたくさんつまっている。

 

僕らは専門的な知識に価値を見いだしがちだけど、実は世の中に広く求められているものは、ごく少数の人しか持っていない超マニアックな知識じゃないんだよなということを、この本を読んで改めて教えられた気がしました。

 

これも自分の持っている価値に気付いて、それを市場に提供してるってことだよな〜。こういう人を「マーケット感覚」に優れた人っていうんでしょうね。

 

 

マーケット感覚を身につけよう

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