思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

【if〜もしも〜】もう一度新卒カードを使えるようになったなら、、、

 

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最近あんまり更新できておらずすいません。

 

またぼちぼちと更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、先日のエントリを読んで頂いた就活中の学生の方から「今まで実務を経験されて来たうえでまた一から就活をするチャンスを得たとしたら、自分のやりがい、働く場所、給与などの何を一番重視されますか?」との質問を頂いたので、ふむ、と思い今回のエントリを書いた次第です。

 

僕の回答は「一番楽しいと感じたことをやる」になります。

 

あんまりいい回答じゃないかもだけど、何年間か社会人をやって得た回答がこれだ。

 

教科書的には、自分の将来のことをきちんと考えて、企業規模やそこから想定される生涯年収、キャリアビジョンをしっかり描いて、できるだけ潰れなさそうで、福利厚生もしっかりしていて、できればブラック企業じゃないところに就職しなさいっていうのがいい答えなのかもしれない。

 

そのことを否定するつもりは全くないし、現に僕の大学の同級生や、関東に出てから知り合った同い年くらいの人たちの多くは、名のある有名企業や公務員になっている人がほとんどだ。そして彼らは、総じて同世代の平均年収より高い給料を貰っていて、忙しそうではあるけれど、高度で専門的で、非常にやりがいのある仕事に就いている。

 

僕の話をしよう。

 

僕も大学生の頃、それが当たり前のように就職活動を行った。

 

田舎育ちで、田舎の大学に進学して、歴史学という非常にアカデミックな学問をおもしろがって研究していた僕は、世の中というものがまるで分かっていなかった。

 

そんな僕は、漠然と出版社で編集者になりたいと考えていた。読書家、と言えるほどではなかったが、本を読むのは好きだったし、こんな風にブログを書いているくらいだから、文章を書くのも好きだった。

 

だから、本当に何となく「本に携わる仕事がしたいな」くらいに考えていた。当然応募先は出版社だけ。

 

就活中の人は分かると思うけど、出版・マスコミ業界は本当に激戦区だ。

 

募集人数数名のところに、何千、何万という学生がエントリする。しかも東大・京大、早慶上智といった超エリート学生達がこぞって応募して、ごっそり落とされる業界だ。

 

よっぽど特異で面白い才能に溢れた人(アナウンサーならそれにプラスして容姿端麗であること)じゃないと、まず面接にすらたどり着けない。

 

もちろん業界研究をしている段階で、そんなの分かっていた。それでも応募しないより、わずか数%でも(実際には0.1%くらいなんだろうけど)可能性があるんなら、応募するよな?と、当時の若い自分は考えたわけです。

 

結局出版社には就職できず、4年生の夏が終わっても内定が貰えなかった僕は、10月過ぎにようやく就職先を決めることができた。そこは今から考えると、いわゆるブラック企業だったんだけど、なんとか僕は社会人生活をスタートさせることができた。

 

でも、仕事のできない自分には重要な仕事が回ってくる訳もなく(最初の会社は、2年目の社員の元に新入社員が配属され、2年目の人があれこれ仕事のことを教えるのが通例だったんだけど、余りにも仕事ができなかったのと、頼りなかったせいで、僕のところ「だけ」新入社員が配属されなかった)、引退勧告コースをひた走った。それからは入る会社入る会社で全然評価されず、今、契約社員として一般事務職に就いている。

 

まあ、自分の能力ってこんなもんだし、これが自分の人生なんだろうな〜と半ば諦めていた時期もあったんだけど、ちょっとした出来事が起きて、それ以降やっと人並み仕事に真摯に向き合えるようになった。それはまたいつの日か、気が向いたら書きましょうか。あまりにもプライベートなことだから多分墓の下まで持っていくけど。

 

もちろん、当時を思い返せば反省しなきゃならない点も多かったし、あれはあれでいい経験にはなったとは思うけどね。

 

そうそう、就活ね。

 

出版社を優先して受けたこと自体は今も後悔していないけど、それでももう少し視野を広げるべきだったよな、と反省はしている。

 

あ、それだ。

 

もし今学生として就職活動をもう一度経験できるんだったら、色んな企業に応募しようと思う。リクナビの企業紹介のページを見て、ちょっとでも面白そうって思った企業はとりあえず話を聞きにいってみよう。

あと、自己分析がどーたらとか就活本には書いてあるけど、正直学生がやってきたことなんてたかが知れているし(そうじゃない人ももちろん多いけど)、わざわざ自分で自分の可能性を狭める必要なんて一個もない。

 

仕事って、結構やってみて初めてわかることが多い。てか、そんなんばっか。

 

しゃべるのが得意だからって営業に向いてるとはかぎらないし、学生時代にサークルをまとめた経験なんて、正直みじんも役に立たない。社会に出たら、それこそ色んな世代、色んな考えを持った人と一緒に仕事をしなきゃならない。そこで出会う人間の多様性は、学生時代に経験したものとは桁が違う。

 

あと、最初から大企業ってのも、正直あんまりおススメしないかも。

それよりも外資とか、ベンチャーとかのほうが、多分たくさんのことが学べると思う。学生の頃からちきりんさんのブログ読んでいるんだったら尚更ね。リクナビみて、リクルートスーツ着て、、、ってのだけが就活じゃないから。

 

今僕は訳あって大企業に一般事務職(契約社員)として勤めているけど、正直辟易することが多い。まず仕事がびっくりするくらい細分化されていて、みんな自分の仕事の範囲内のことしかできない(やろうとしない)。自分の役割が終わったら、あとはほとんど知らん顔。自分の領域外の仕事は、大体他の誰かに押し付ける(まあ、僕のような一般事務員が押し付けられる)。

 

もし本当にやりたいことがあるんだったら、最初から起業でもいいのかもね。まあ、そんな学生ほとんどいないだろうから、まずはやっぱりどこか企業に勤めるのがいいんだろうけれど。

 

うーん、全然回答になってないし、言ってることが収集つかなくなってきたゾ。

 

ピラミッドストラクチャーはどうした!

 

とはいえ、就活には戦略も必要で、それは僕みたいなのがここでどうこういうよりも、いい漫画があるからこれ読んで勉強して!

 

インベスターZ(1)

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最後に一つ。どの会社に入っても、働く環境が自分にあってるかどうかなんてその時にならないと分かりません。どんなに憧れの職場に入れたからって、隣で働く先輩や上司とソリがあわなければ、その職場はあなたにとって地獄でしかありません。

 

あんまり無茶をせずに、無理だと思ったら早めに逃げましょう。周りの言うことなんて気にする必要ないです。あなたの人生、自分で大切にしてあげましょう。

 

そして、常に思考を止めずに、どんな小さなことでもいいから改善意識を持って仕事に取り組みましょう。それができるかできないかで、多分1年後にものすごい差が生まれてくるでしょう。僕もまだ道半ばだし、あがいている最中だから、偉そうなことは何も言えないけど、でも諦めずに(そしてあまり思い詰めずに)進んでいけば、きっといい方向に道は開いていくでしょう。僕のブログも飽きずに続けていたら、ちきりんさんに取り上げてもらえたしね!

 

一緒にこれからの人生、楽しんで行きましょう〜

 

てなところで今回は終わり。

とりとめのない文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。