思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

【シリーズ】今、ロボット産業が面白い!【プロローグ】

東海・関東甲信は、今日梅雨入りが正式に発表されたみたいですね。

 

【動画解説】東海・関東甲信梅雨入り 沖縄は早くも梅雨明けか (ウェザーマップ) - Yahoo!ニュース

 

じめじめと嫌な時期が続きますが、そんな時こそ家でじっくりと本でも読んで、色んな知識を蓄えたいですね。

 

さて、先日ブログでちょろっと紹介した「日経 競争地図」ですが、色々と興味深い業界動向が紹介されておりました。影響を受けやすいあんちえいじゃーとしては、ここに藤沢所長の「最近まで知らなかったことを10年前から知っていたかのように語る技術」を駆使して、一気に色んな業界に精通しようと目論んでおります。まあ、色んな業界のことが分かるようになると、ニュースもグッと身近に感じるようになりますしね。ブログの幅も広がっていいことづくし何じゃないかと思っております。

 

日経競争地図

日経競争地図

 

 

ということで、まず最初に手をつけようと思ったのが「ロボット産業」です。

 

最近何かと巷を騒がせているドローンですが、実際に撮影された映像を見ると、ちょっと欲しくなるし、色んなところで飛ばしてみたくもなってきます。しかも家電量販店やネットで検索すれば分かるけど、安いものなら1〜2万円くらいで誰でも買うことができます。

 

そうでなくとも最近はロボットの活用領域が、かつてない速度で拡大してます。

 

僕が最初にこの業界のことをブログに書こうと思ったのはまさにそこが一番の原因で、単にものづくりの現場のみならず、医療・福祉の分野や建築業界、そして福島第一原発廃炉・災害対応、そして自動運転技術や、先にあげたドローンを使った配送サービスなど、様々な分野で活用が広がっているこのロボット分野が、ブログネタとして非常に面白いと思ったからなのです。

 

ロボットとはどういったもので、どういった歴史を歩んできたのか、そしてどこに行こうとしているのか?といったことを、最近読んだ本を元に見ていきたいと思います。

 

今回は、そもそもロボットとはどういったモノを言うのか。を見ていきたいと思います。ただの機械と何が違うの??

 

ロボットとは、次の3つの要素を満たす機械のことを言います。

  1. 距離や温度などの周囲の環境や状態を検出する「センサ」
  2. モータやブレーキ、エンジンと言った駆動部分である「アクチュエータ」
  3. センサで与えられた情報をもとに、どのようにアクチュエータを動かすのかを決める「コンピュータ」

いわゆる「感じて・考えて・動く」ことができる機械のことを総じて「ロボット」といいます。

なにもソフトバンクのペッパー君のような「人間っぽいもの」、もっというと「動物に似せようとしたもの」だけがロボットではないということです。

 

だから、僕らの持っているスマホなんかも、広くくくればロボットの一種ということができるみたいです。

 

センサとは人間で言えば視覚や聴覚、触覚といった五感や、体の向きや、今自分がどんな姿勢をしているのかといった身体感覚のことです。人間に耳や鼻、目があるように、このセンサにも色々な種類がありますが(加速度センサやジャイロセンサなど)、そういった細かい技術的なことは、ここでは割愛させて頂きます(詳しく知りたい人は、各自でググって下さい)。

 

そうそう、余談ではありますが、高校の時にならった微分積分が、ロボットの位置や速度を計測するセンサ技術と密接に関わっているらしいですね。こんなの何の役に立つんだよ?と思った人も多いと思いますが、役立つ人たちにはちゃんと役立っているのですね。経済学でも、微分積分は関わってくるので、意外と活用の範囲の広い学問分野だったのですね。まあ、とはいっても大部分の人にはなんの関わりもないのでしょうが。。。

数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて

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アクチュエータは駆動部分。モータや油圧、空気圧や電圧を使って駆動するものもあります。ぐにゃっと曲がって部品を引っ張ったりするんですね。まあ、ここも詳しく知りたい方はググって下さい。

 

そして、コンピュータ部分。

人間で言えば頭脳にあたるこの部分。最近ロボット産業がにわかに注目され始めたのも、ここの部分の進歩が大きいからだと思います。最近よく耳にする「ディープラーニング」などにより、いちいち人間が指示・操作しなくても自分だけで行動や動作を判断・決定することができるロボットが、いよいよ現実のものになりつつあります。ルンバやドローン、またGoogleが開発をすすめている自動運転技術を搭載した自動車などは、まさに自律制御型のロボットですね。

 

ロボットを構成する3つの要素。今回はここを詳しく見てきました。

実際にロボットを作成する際は、どういった目的で使用するのかによって、使用するセンサやアクチュエータを選定しているそうです(そらそうか)。

 

次は現在ロボット技術がどういった分野に応用されようとしているのか?を見ていきたいと思います。

 

絵でわかるロボットのしくみ (KS絵でわかるシリーズ)

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