思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

スケジュールが詰まっていることが、そんなに大事なのか?という話

ぼくは常々不思議に思っているのだが、何で皆そんなにスケジュールをぎちぎちに埋めて生きているのだろうか?

 

平日は仕事が忙しい、というのは理解できる。仕事ができる人は、常に忙しい。できない人も、別の意味で忙しくなる。

 

でも、少なくとも仕事はそんなに忙しくない人も、なぜか平等に休日だけはスケジュールがビッチリ埋まっている。

 

ちょっと前に、久しぶりに異性と二人で食事に出かけた。

まあ、向こうの予定が詰まっていたから、会ったのは日曜のお昼で、夕方には解散したのだが。。。

 

それでもぼくは週刊金融日記の購読者だ。もちろん数々のルーティンを繰り出し、常に女性をアトラクトすることは忘れない。お互い、過去に付き合った人の話で盛り上がり(彼女は、様々な職種の人と付き合ってきた。でも、本当の自分を理解されたことは無いという。そしてぼくは、あたかも世間一般の恋愛をしてきたかのように、架空の恋愛遍歴を語った。どうやらバレてはいないようだ)

 

まあまあいい印象を与えられたと思ったぼくは、帰り際に次のアポを打診した。しかし、そこで彼女から帰ってきたのは、かつて何十回と聞かされてきたお決まりのお断りルーティンだった。

 

「う〜ん、しばらく予定に空きがなくって、、、1ヶ月位したら時間とれそうだから、そのときまた連絡するね」

 

平日は仕事で忙しく(まあ、ここはぼくも一緒だからわかる)、休日は観劇で予定がビッチリ埋まっていて、ぼくと過ごす時間なんて一ミリもないのだそうだ。

 

そして、後日LINEがブロックされたのはいうまでもない。

 

まあ、きちんとアトラクトできていなかったのがいけなかったのだが、その辺の議論は本ブログの趣旨とは大きくズレるので、ここでは問題にしない。

 

そこで疑問に思ったことは2つある。

1.なぜ、この人はそんなに先のスケジュールまでガッチリ埋めるのだろうか?

2.そんなお金、どこから捻出しているの?

 

2.については、割と簡単で、彼女は実家暮らしだからであった。まあ、世の中の実家暮らしの社会人は、往々にして裕福だ。

 

それよりも分からないのが、1.である。

 

件の彼女にかぎらず、世の中の多くの女性は、常にプライベートが忙しい。

一体彼女たちは、何がそんなに忙しいのだろうか?

知り合いにそれとなく聞いてみると、やれライブだ、やれ観劇だ、やれ友人と旅行だと、なるほど確かにとても忙しそうだ。

まあ、ぼくに誘われるのが嫌で、あえて架空のスケジュールを申告しているだけという可能性も60%ほど否定はできない。ぼくも架空の恋愛遍歴を語るぐらいだからね。

 

しかし、ここではその真偽は問題にせず、彼女たちの申告はすべて正しいものとして話を進めよう。

 

なぜ彼女たちはそこまでやっきにスケジュールを埋めるのだろうか?

ぼくは最初、単に価値観の問題だと思っていた。

彼女たちは、とにかくアクティブに活動するのが大好きで、とにかく自分の好きなことを目一杯楽しみたいがゆえに、自分の自由になる時間をどんどん埋めていっているのだと。

 

でも、どうもそうじゃないっぽい。

 

どちらかというと、スケジュールが埋まっていないことに対する、羞恥心、恐怖心といったものが、そこにはあるようだ。

 

「世間一般では、休日はこうやって過ごすもの」というテンプレートがあって、そこから外れることに対して、尋常ならざる恐怖を感じているようである。

 

そんなに世間一般と外れることが怖いかね?

 

ぼくもよく、もっとプライベートを充実させなよと言われるけど、余計なお世話だと思っている。まあ、一般事務員だから、お金が無いってのもあって、お金がないが故に諦めていることもたくさんあるんだけど(例えば海外旅行とかね)。

 

でも、例えお金がたくさんあっても、そんなに毎週ぎちぎちにスケジュールを埋めたりしないだろうし、たまに旅行は行きたいと思うけど、それによって「ああ、1ヶ月先まで全然スケジュールが空いていないよ!」ということにはならんだろうな、とも思うわけです。

 

マスコミが喧伝する充実したプライベート、にとらわれずに、自分の価値観を大切に過ごしていきたいものですね。

おわり。