【ビットコイン】結局、自分たちの権益を脅かす存在が許せないだけなんだよな、という話。
ビットコインなど仮想通貨の普及に向けた課題を、金融庁が議論したとのこと。
この手のニュースを聞くと、ぼくはいつも心配になる。大体が「一般人を守るため」「悪い奴に悪用されないため」という大義名分のもと、せっかく生まれた新しい仕組みが、既得権益にまみれた人たちによって、あっという間に骨抜きにされてしまうからだ。
ところで、なぜ金融庁をはじめ、省庁はビットコインを目の敵にするのだろうか?
それは、ビットコインと日本などの国が発行する通貨を比較するとよくわかる。
日本円をはじめとする通貨は、国営の中央銀行によって発行される。
よく引き合いに出される話だが、一万円札を一枚作るのにかかる費用は数十円だ。
じゃあなんで一万円が一万円の価値を持っているのかというと、それは皆が「一万円札には一万円の価値がある」と信じているからだ。
本当にそれだけ。じゃあなんで一万円には一万円の価値があると皆が信じているのかというと、日本という国がそれを保証してくれているからだ。
国が保証してくれるんだから、大丈夫だよね、という安心感があるからこそ、皆何の疑いも無く一万円札を一万円の価値があるものとして使っている。
国という絶対的な権力者。お金を支配している彼らは、なんだかんだで一番強い。
だから、彼らは上から目線でその権力を遺憾なくふるうことができるのだ。
もちろん、治安の維持だったり、インフラの整備と言った、ぼくらが普段当たり前に受けている公共事業が、当たり前に存在しているのも、国が通貨を自分たちで管理しているからである。
世界を見れば、いかに日本が恵まれているのかがよくわかるだろう。
しかし、この制度には弊害も多い。
どういうことか?
続きはまた、明日ブログにしたためようとしよう。
ではでは。