インターネットは、中間業者を骨抜きにする
インターネットが産業界に及ぼす影響は、「利権をむさぼっていた中間業者を骨抜きにする」ということにつきる。
インターネットが年長者に嫌われるのも、この辺が大きな理由である。
なぜなら年長者は、規制をたくさん設けて、その規制を監視するために多くの中間業者をつくることで、自分たちの利権を守ってきたからである。
経済は需要と供給のバランスで成り立っている。
最終的なモノやサービスの受け手と供給者の距離が近ければ近いほど、その業界は健全である。なぜなら市場原理が適切に働くからである。
しかし、需要者と供給者の間に、多くの中間手数料を搾取する人たちが入り込むと、市場原理が適切に働かなくなる。
そして、いわゆるご年配の方達は、この中間業者をどんどんと増やしてきた人たちだ。
彼らも本当は、そんなにたくさんの中間業者が必要だなんて思っていない。ただ、自分たちの私腹を肥やす為に、現状を変えることを許さないだけだ。
そして、そんな彼らが作り上げたシステムは、長い年月をかけ、もはやそれ無しでは世の中が回らなくなるほど強固なものになった。
しかし、インターネットの登場により、そのシステムはほころびを見せ始めている。
今までは、物理的な距離や、情報の格差によって守られてきた利権が、インターネットによってどんどん取り壊されている。
どんなに利権をむさぼる中間業者達が、やっきになってそれを阻止しようとしても、もう無駄なんだよね。いやあ、いいね。現在。
僕も頑張って、中間業者を取り崩していきたいよ。