思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

日本はすでに、日本のものではないのかもしれない

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爆買いは、消費財のみにあらず。

最近中国人が日本に来て、日本の商品を爆買いするという話題が世間をにぎわせていますが、どうやら実体は、その一歩先をいっているようです。

 

中国の富裕層が狙っているのは、都心の不動産。

びっくりしたのは、一度も来日せずに、マンションの図面を見ただけで購入を決める中国人が多いということ。

 

曰く、「将来値上がりするのであれば、その時点で転売するから、現物を見る必要は無い」とのこと。

マネーゲームってこういうことなんだな〜と感心してしまいました。

 

この番組をみて感じたのは、僕たち日本人の一般的な感覚は、すでに世界に大きく取り残されているんだな、ということ。

 

どういうことか?

 

日本人にとって、東京は地価が高いという印象があります。

東京は物価が高くて暮らしにくいという感覚は、何となく皆さん持っていると思いますが、スーパーなどで売られている生鮮食品や、衣服、電化製品などは、地方とそれほど値段に差はありません。むしろディスカウントショップにいけば安い位。

てか、Amazon楽天などネットショップのおかげで、日常生活で使うものの値段は、日本全国、どこにいても全く同じ値段で買うことができます。

じゃあ、都心と地方で何がちがうのかっていうと、土地の値段になります。

 

都心は人が多く、必然的に住居費が割高になります。

 

だから、東京の土地は高い、というのが僕ら日本人の印象。

 

でも、中国をはじめ、世界の印象は違うみたいです。

日本の都心、東京は世界の首都と比べると、とっても割安なんだそうです。

その要因は、円安傾向が続いていることや、2020年に東京オリンピックが開催されるから、などといったことがあるそうです。

 

前に読んだインベスターZという漫画に書かれていたことを思い出しました。

それは、最近日本に来る観光客が増えているのは、日本が魅力的な国だからではないということ。そうではなく、日本が世界の他の国と比べて、何をするにもお得だから。だから目ざとい外国人は、割安で観光を楽しめる日本に殺到しているのだということ。

 

 

 

もちろん、単に割安だから、といった理由が全てとは思いません。

 

ただ、「投資」ということを考えると、日本は、というか東京は、世界の他の都市に比べて、割安だということは、事実なのです。

 

僕らがのほほんと日々を過ごしているうちに、東京はじめ、日本の有力な不動産は、中国人にどんどん買われています。

気付いた時には、日本はすでに日本人のものでは無くなっているのかもしれませんね。

ホント、日本人てのんきだよなー。