思考錯誤

これは、俺の人生の軌跡だ。

【アニメ】幼女戦記がめっちゃ面白かったので、感想を綴ろうか

 

幼女戦記 1 Deus lo vult

幼女戦記 1 Deus lo vult

 

いやあ、久々にすごいアニメを見てしまった。

Amazonプライムのせいで、だんだんアニメオタクになりつつある私でございます。

エロマンガ先生有頂天家族2が最終回を迎え、虚無虚無しい精神状態でAmazonプライムの今年(2017年)開始のアニメ一覧を見ていたところ、ふとこの作品が気になり、第一話を、本当に何気なく見た。

 

そしたらドハマリした。金曜、土曜の2日間をかけて一気に12話まで見てしまった。ああ、色々とやろうとしていたことが全然できなかった。

 

 

 

このアニメ、「幼女」というタイトルがあるから、いわゆるロリコン大好きのキモいオタクたち(AFCの最先端)をターゲットにした、ゆるふわ戦隊モノだと勘違いする方も多いだろう。しかし、中身はぜんぜん違う。むしろ哲学的な要素を多分に含む作品で、「戦争とは何か?」だとか「人間の醜さ」だとかそういったことを考えさせられる作品である。

 

そういう意味じゃあ、タイトルでめっちゃ損していると思う。作者的には狙ったのかもしれないが、マーケティング的にはめっちゃ大損していると思う。お陰でこの作品の本来の魅力が本来届けるべき人達に届けられていない。だからぼくは、自分のブログでこの作品を紹介しようと思う。

 

なぜならぼくのブログの読者は、キモオタAFCではないし、アニメや漫画とは無縁の、ビジネスに忙しい人達だからだ。このアニメは、そういった人たちにこそ見てほしい。いや、そのくらいの知的水準がない人にはこのアニメの深さは分からないと思う。ちなみにぼくはこのアニメで繰り広げられる会話内容を2割も理解していないし、相関関係に至っては1割も理解していない。ただ、可愛い外見だけど、中身おっさんの主人公にキュンキュンしていただけである。ぼくは、まごうことなきAFC欲求不満なサル)だ。

 

さて、この作品は、もともと徹底的な合理主義者であった日本のエリートサラリーマンが、とあることで神様(主人公は存在Xと呼んでいる)の逆鱗に触れ、生前の記憶を持ったまま現実世界のパラレルワールドに幼女として転生させられ、必死で生きていくというストーリーである。

 

主人公が転生させられた世界は、第一次世界大戦第二次世界大戦をまぜこぜにした時代のヨーロッパ(に似た)大陸であり、その世界には「魔法」が存在していた。

ちなみにその世界では「魔法」は、30歳まで童貞を守らなくても生まれつきの才能があれば使えるようだ。

 

主人公は、ハンターハンターでいえば、ゴンやキルアクラスの才能を持っており、しかも生前の知識も有しているため、その世界で並々ならぬ活躍をするのだが、その才ゆえに描いていたのとは反対の人生を歩まされて、、、というストーリーである。

 

うまくまとめられていないから、興味ある人はAmazonプライム会員になって、本作をみるといいよ!

 

この作品を見て感じたことは「戦争って実はルールがあるんだな」ということ。

 

「我々はこれこれこういう理由で憤っている。もしあなた達がそれをいついつまでにやめないのであれば、我々はあなた達を攻撃する。期日はいつまで!」っていうことを、きちんと相手に知らせて、その条件が満たされて始めて、国は国に対して戦争を仕掛けることができる。

 

そういえば、白旗を上げている人を攻撃しちゃいけないっていうのも戦争のルールの一つだね。

 

そうなんだよね。

 

武器を持っていない、戦闘の意志のない人は、たとえ敵対国の人であっても攻撃してはいけない。まして殺すなんてもってのほか。

 

戦争は、無慈悲な殺人なんかじゃない。

 

ルールがあって、そのルールに則って行われる行為である。

 

もちろん戦争に至る理由は理不尽だし、論理的に考えるとおかしいことだらけなんだけど、一応建前としてのルールは存在する。

 

そんなことに改めて気付かされた。

 

じゃあ戦争は是か非かって言われたら、もちろん非だ。

 

なぜならそのルールは、一般人の意志とは無関係のところで決められ、施行されるからである。

 

それは歴史をみれば明らか。日本はかの戦争に突入したことで、多くの犠牲を払った。

 

それに、あの戦争にルールがあったかといえば、う〜んといわざるを得ないしね。

 

そうか、ルールがあったのは、昔の戦争。

現在に近づくにつれ、戦争のルールなんてなくなってきた(イラク戦争とか、本作の戦争のルールに則れば明らかにルール違反)。

 

そして、今世界を脅かしている「テロ」にはルールなんてない。

 

だからこんなにも僕たちはテロを恐れるのだ。

 

戦争にある(建前上だけど)ルールがそこにはないから。

 

人間は、他人の価値観を勝手に押し付けられることに、そしてそれにより生命の危機を感じることに、とてつもない恐怖を感じる生き物なのである。

 

そんなことをこの作品をみて考えた。

 

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主人公の相棒役の女の子が某オサレ師匠の作品のヒロインにうり二つなところも見逃せませんね!しかも両者ともに巨乳!!!

 

ぼくは、ロリコンであり巨乳好きでもある。