書評ブログって実はとっても難しいんだよな、ということ。
世の中に幾万とあるブログのテーマの一つとして、書評がある。
まあ、1冊本を読めばそれぞれ思うところは出てくるわけで、ブログのネタとしてはこれ以上無いものである。ぼくもよくブログのエントリに本を読んだ感想をアップする。
でも、書評ブログって実は思ったよりも難しい。なぜかというと、きちんと内容を消化してから書かないと、単なる本のあらすじ紹介で終わってしまうからである。
この人の本は、こんなことが書いてあります。とても面白かったです。おすすめです。以上!ってブログがいかに多いことか。
まあだから最近はなるべく本の中身の紹介はさらっとするだけにとどめて、その本を読んで考えたことを中心に書くように心がけている。結果としてそれは書評ブログでは無くなってしまうんだけど、オリジナリティがあるってことで、それはご容赦願いたい。
ブログを書くようになってから、本の内容を自分のものにするのってとても難しいことなんだなーとよく思うようになった。単にあらすじ紹介するだけでも、何度も読み返さないとならないしね。あれ?あんだけ時間かけて読んだのに、全然内容頭に入っていない??みたいなことばっか。あの感動は何だったんでしょうかね?
それでもブログで取り上げたい本って言うのは、やっぱりそれだけ自分に取って価値があったもののわけで、その本を読んでいた時間ってのは決して無駄だったわけではない。大体そういう本は何度も読むしね。
インプットした情報を、きちんと自分の中でそしゃくして、自分の言葉でアウトプットするのは、ぼくらが思っているほど簡単じゃない。つまりは書評ブログは全然お手軽じゃない。でも、お手軽じゃないからこそ、挑戦する価値はある。ぼくら書評ブロガーが肝に銘じておかなきゃならないのは、書評ブログって実はとても難しいんだよね、ということ。読んだ本で気になった部分を引用して、そこに一言二言「タメになった」「衝撃を受けた」「目から鱗だった」なんてことを書いて、いっぱしのブロガーになった気になってはいけない。
自戒の念をこめて、書評ブログの難しさについて思ったことを記しておこう。続きはまた気が向いたら。