【書評】死ぬくらいなら会社辞めればができない理由
GWに書きかけてほっておいた記事をアップ。
GW中に何気なく訪れた近所の本屋で思わず買ってしまった本の紹介。
いい本です。
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)【お試し読み】
- 作者: 汐街コナ
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: Kindle版
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最近頻繁に耳にする「過労死」ということば。
死ぬくらいならさっさとやめればいいのに、とみんなは言う。
でも、そうではないのだ。
その理由は色々あるんだろうけど、まあやっぱり周囲の目ってのが大きいと思う。
なんだかんだで、毎日顔を合わせる会社の人のことを考えてしまう。
一回「辞めます」って言っちゃえばもう後はどーとでもなれ!なんだけど、その一言を伝えるのがなかなかしんどい。
今日こそ言うぞ、今日こそ言うぞ、と毎日思うんだけど「まあ、明日でいっか」となってしまう。
そうならないためには、先に次の会社を決めるなり、副業をシコシコ育てて、一人でもいきていけるだけの収入を会社以外から得られるようになったりするのが一番なんだけど、まあ、なかなか難しいよね。
転職が難しいのは、結局自分の市場価値がわかっていなから、というのが大きい。自分はこういう仕事がしたい、と思って求人に応募しても、ほとんどの人は書類で落とされる。そう、書類で落とされるのである。たまに運良く面接に呼ばれたとしても、その職種に対する経験がないから、大体の人は落とされる。
この辺の話はまた別途ブログにしたためたいが、要するに会社を辞めよう!と思って転職活動をしても、大抵の人は自分の希望する職種に受かることができず(大抵は「いやだ!」と思っている現職に近い求人しか受からない)、結局うまく行かないのである。
なので「転職先を見つけてから退職の意を伝える」というのは、意外と難しいのである。世の転職サイトでは推奨されているけれど、それは彼らのポジショントークだからあんまり信用しちゃいけない。
最近はやたら転職についてまとめたサイトがたくさんあるけれど、大体が質の悪いアフィリエイトサイトで、なんやかんやで最終的に転職サイトへの登録をすすめるような記事内容になっている。あんなサイトに書かれていることを鵜呑みにしてはいけない。
もう一つの道として、副業を本業にすると言うものがある。
さきほどディスったアフィリエイトサイトで会社からの給料以上の広告収入を稼いだり、本業で得たノウハウを活かして(丸パクリして)、自分と関係の深いクライアントをごっそり持っていったり、はたまた転売や全く新しいビジネスを構築して、それだけで食べていける状態をつくってしまうというものだ。
そしてこれは1つ目の道よりはるかに難しい。
「好きなことだけして生きていく」といえば聞こえはいいが、ちゃんとしたビジネスモデルが無いと、まあお金は稼げません。ほんとにね。
話がだいぶそれましたね。
「辞めます」が言えない大きな理由は、結局は会社を辞めたら食べていけなくなるんじゃないかという不安と、会社の人に冷ややかな目で見られたくないという不安なのである。
でも、それは本当にどうでもいいもので、なんとかしようと思えば、意外と世の中なんとかなるんだよというのがこの本のメッセージ。ぼくもだいぶ救われました。
あんまり本の内容に触れていないけど、とりあえず今日はおしまい。
とりあえずまたブログを書く。