30過ぎの一般事務職(男)の日々雑感

30を過ぎ、未だに一般事務(書類整理、エクセルへのデータ入力など)の仕事しか経験したことないけど、人生何とかなるもんだ、的なブログ。

地方再生には、アートの力が有効なのかもしれないなあ、という話

最近現代アートを使った町おこしが熱い、と個人的には思っている。

 

今年は北川フラム氏が総合プロデュースを務める大地の芸術祭が、新潟県の越後妻有で開催される。

 

www.echigo-tsumari.jp

 

この地区の人口は7万人弱で、そのうち3割弱が65歳以上の高齢者が占めているという。しかも交通の便も決してよくないこの地域で2000年に第一回が開催されたこの大地の芸術祭は、回数を重ねるごとに来場者数を鰻のぼらせているそうです。リピーターも多いらしく、あの宇多田ヒカルさんも、お忍びで前の旦那様と一緒に訪れたことがあるらしいですね。

 

この手のアートの祭典は、イベントそのものは国や自治体の予算に頼っているのが現状です。

 

でも、経済波及効果で言うと、確かに開催都市に恩恵を与えているというのも、データとして残っているそうです。

 

例えば北川フラムさんが関わった2013年の瀬戸内国際芸術祭は、132億円の経済効果があったとのデータも出ているとのことです*1。この芸術祭自体でも1億8000万の黒字をたたき出したらしく、地方再生にアートが一つの有用な手段であるということが言えそうですね。

 

もちろん、その土地に住む人たちの理解無しにはアートの力で地方再生、なんてまた夢の夢であることも事実で、そういった外部からの知恵を、地方は拒絶しがちであるというのも事実です(僕自身、地方のど田舎出身だからとてもよくわかる)。

 

でも、そこで変われるかどうか、が重要なターニングポイントなんですよね。変われるかどうかっていうか、変えられるかどうか?ですかね。その土地に昔から住んでいる人たちが、よそ者を嫌う気持ちはとても良く分かる。「そんな時代錯誤なこといってんじゃねーよ!」って人は、ちょっと想像力が足りないのかもしれない。

 

でも、やっぱり変わっていかなきゃ行けないのも事実だし、そのことをきちんと分かってもらうために、何度も何度も話し合いの場を持つことはとても重要だ。

 

いやね、本音を言えば「データがこうなっているんだから、理論的に考えたら絶対こっちが正しいんだから、だからこうしましょうよ!」って言いたいんですよ、ぼくは。

 

でもそれじゃあ上手くいかないから、地方再生は難しいんだろうけど、それでも地方出身者としては、なんとか皆がハッピーになる手段は無いものかと思うわけです。

 

意固地な人を変えるのは大変なことだけど、そこで諦めずに、「どうすればお互いに歩み寄れるのか?」をきちんと考え、粘り強く行動することが大切なんだろうなーと。その為の媒体として、アートの持つ役割は大きいのかもしれない。

 

参考文献)

 

現代アート経済学 (光文社新書)

現代アート経済学 (光文社新書)