それ、お金になりますか?
久々のブログである。
さて、あと1年を切ったとはいえ、僕は未だにしがない一般事務員だ。
先日、部署全体の飲み会があり、本当は行きたくもなかったのだが、さすがに空気を読んで参加した。
もちろん僕は、部内では底辺の人間なので、ぼっちを貫き通す予定だった。
僕のような一般事務員は、通常結婚前の女性が就く職種であり、大体の女性が、その部署ないし、会社内の総合職の男性の結婚相手となる。
故に、与えられる業務も簡単なもので、誰でもこなせるものであることが一般的だ。もちろん、僕の業務もそうだ。
故に、僕のように、本来ならばバリバリと仕事をこなし、本来ならよき社畜として過ごすはずの期間を、ゆるふわ女子が就くような一般事務員として過ごしているアラサー男子に対する、会社の風当たりは当然強い。風当たりが強いっていうか、まあ、蔑みですよね?
女性メンバーからは、うだつの上がらない便利君として認識され、男性メンバーからは、自分の小さなプライドを守る為の精神安定剤として認識されている(ああ、俺はあいつに比べたら全然ましだわ。あーよかった、あいつみたいにならなくて、的な)。
で、そんな飲み会の中、ぼっちを貫き通す僕に気を使ってくれた女性社員(既婚)が、わざわざ僕に声をかけてくれて、自分たちの輪の中に入れてくれた。
もちろん、ムチャクチャ嬉しかったのだが、不器用な僕は、そんなことをおくびにも出さなかった。
そして、その輪の中で言われて印象に残っているのが、
「まあ、確かに一般事務員は評価されづらいですよね」
という一言だ。
どういう流れでその言葉を引き出したのか、普段飲むことの出来ない高級ワインをたらふく飲んだ僕は、全く覚えていないが、とにかくその一言だけがずっと頭から離れなかった。
そうなんですよ。
僕らの仕事は、殆ど評価されることがない。
「やって当たり前。気を利かせて当たり前」
という風潮が、どこか世の中にはある。
でもね、ちょっと考えて下さいよ。
僕らだって、普通の人間です。
空気のように扱われて、平気なわけが無い。
表面上はヘラヘラしてるかもだけど、実は心の中ではとても苦しんでいる。
こんなにもインセンがない仕事って、あっていいのだろうか?
僕は、とても悔しいよ。
最近はロボット産業が、今後伸びる分野として注目を浴びている。ITの技術力も日に日に進化している。僕は早く、一般事務の仕事が無くなってくれないかな?と期待している。
こんなにも人を悔しい思いにさせている仕事は、やっぱりさっさと無くなった方がいい。
そして、その為のアドバイザーとして、僕ら一般事務員には、多くの気付きをあほうなシステム開発者に提供できる価値があるのではないだろうか?
昔は言えなかったけど、今ならぼくは、自信を持って言える。
「君のスキルは、それ、お金になりますか?」
「もちろん!とてもたくさんの価値が、僕の仕事には眠っています!」
と。