【映画】「イミテーション・ゲーム」第二次世界大戦の終結を、2年早めた天才の物語
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前回書いた記事の続きです。
これは実話を元にした映画だ。
第二次世界大戦のさなか、ナチスドイツは、無敵に近い暗号機を開発した。
その名は「エニグマ」。
エニグマの優れた点は、例え同じ機械を持っていたとしても、初期設定を知らなければ、暗号を解読することが不可能な点だ。事実、連合国軍はドイツ軍が使うエニグマと全く同じ機械を入手することには成功したが、ドイツ軍の使う暗号は解読できずにいた。
そう、エニグマは解読不可能な暗号として、連合軍を苦しめた。
そのエニグマの暗号を破ったのが、この映画の主人公である。
ここで重要な点は、エニグマの暗号解読に必要とされる知識が、それまでの暗号を解くのに必須とされた言語学や、クロスワードパズルを解くようなたぐいの知識とは違っていたことだ。
ここでスポットを浴びたのは、高度な数学の知識と、統計学の知識だ。
エニグマが開発された時点で、暗号は作成する方も、解読する方も、次のステージへとフェーズをシフトさせたのだ。
まあ、詳細は映画を見て頂くとして、この映画、以前にブログで紹介したS・シンの「暗号解読」を読んだ後でみると、よりいっそうその面白さに気付くことができる。
今の暗号化技術も、量子コンピュータが開発されれば、とたんに意味の無いものになるらしいけど、量子コンピュータ自体が、いつできるか分からないということもあるらしいですね。てか、量子論意味分からな過ぎです。
時間ができたら、量子論についてもきちんと勉強したいなと思いました。
おわり。