【書評】東京アンダーワールド 日本にピザを普及させたアメリカ人の話
戦後の東京の裏の顔を描ききった渾身のドキュメンタリー。
主役はかつて「東京のマフィア・ボス」と呼ばれたニック・ザペッティ。
六本木にある「ニコラス」というピザ屋を始めた人である。このピザ屋自体は今も普通に営業されているが、この本を読んでから訪れるとまた違った味わいのあるお店に見えるだろう(ちなみに私は行ったこと無いけど)。
どこまで本当か分からないけど、映画やドラマで出てくるようなザ・闇の世界の様子がまざまざと描かれている。
途中で小説じゃないよね?と何度も自分を疑った。それくらいウソみたいな出来事がニック・ザペッティの周りには何度も起こる。
残念ながら絶版で本屋さんには並んでいないけれど、図書館で借りたり、Amazonの中古品で入手することは比較的簡単なので、興味ある方はぜひ手に取って読むことを薦めます。
え?Amazonの中古品が買いたいけど、クレジットカードが使えない?
そんな人は、こちらの記記事をご参照ください。