やっぱり「学歴」って大切なのかなあ、という話
またまた古市憲寿さんの新書より、興味深かった議論の感想を。
今回は巷で大流行の学歴論争について。
■「学歴」は大切か?
なんだかんだ言って、学歴は大切である。
なぜなら人を測る物差しとして現在唯一使えるのが「学歴」だからである。
身分制社会でない限り、人は何らかの指標によって選別される。その時、学歴以上に有用な指標が開発されれば学歴は必要なくなる、ということになるが、そのようなものはまだ存在しない。もしくは社会的コンセンサスが得られていない。ということは、いくらその限界が指摘されようとも、これからも当面学歴社会は続いていくのだろう。
ってことだよな。
例えば就職活動一つとっても、企業側は東大や京大など、いわゆる偏差値の高い大学の学生向けの会社説明会を優先的に行っている。
ウソだと思う人は、試しにどこか就職サイトにダミーで登録してみるといい。一つは「東大」でもう一つは名前も聞いたことの無い大学で。
■本当は「学歴」じゃ実力は測れない
とはいえ、皆薄々学歴だけじゃ能力は測れない、ということは分かっている。何てったって、明治以降続いている指標だから、ガタが来ていて当たり前だ。
でも、じゃあ他にどんなものがあるのか?
っていわれると、誰も代替案を示せない。だからとりあえずは、学歴を使うしか無いのである。
もやっとするけど、そうなのかなあ。